この記事にネタバレ要素はほとんどないはずです。
光る恋と悩む若者――「恋は光」の魅力
『恋は光』は、恋そのものに向き合い、深く考え、悩む若者たちの物語です。
可愛らしい絵柄に包まれた日常に癒されながらも、彼らが真剣に思い悩み、もがきながら進む姿には、胸が抉られるような痛みを感じずにはいられません。
読み進めるほどに、この作品への好きが深まり、読み終えたときには、あまりの胸の苦しさに表紙を見るだけで心が締め付けられる
――そんな作品です。
ぜひ、あなたにもこの業を刻み込まれてほしいと思います。
恋とは何かを追う物語
恋をしている女性は輝いて見える。
キラキラと、まるで宝石のように。
その光が、俺には実際に見えているのだ。
――そう語る男子大学生・西条。
彼は恋の本質を知るため、光の謎を追いかけることを決意する。

恋の本質に迫る苦しみとその魅力
物語は、西条と3人の女性たちを中心に展開されます。
恋を知りたがる東雲

最も身近な存在である北代

そして西条に光を放つ宿木。

西条が北代に「恋をする女性が光って見える」体質を打ち明け、東雲や宿木と出会うことで、恋とは何か、光とは何か
――それぞれが自分なりの答えを探し、もがきながら進んでいきます。
彼らの心の動きは切なく、苦しく、それでいて読む者を強く惹きつけるのです。

彼らの生から感じる癒しと痛み
『恋は光』は、ただ胸が苦しくなるだけの物語ではありません。
彼らの等身大の日常や会話、表情が、彼らが生きていることを実感させてくれます。
軽妙なやり取りやコミカルな表情の変化が、切なく胸が張り裂けそうになるテーマの中で、清涼剤のような癒しを提供してくれるのです。

しかし、彼らの日常がリアルに感じられれば感じられるほど、彼らが悩み、もがく姿に胸が抉られる思いが募ります。
これこそが、この作品の深い魅力の一つです。
恋の光に刻まれた業
『恋は光』に触れ、大好きな作品が一つ増えた一方で、再び触れようとすると心が張り裂けそうになる
――そんな業を私は背負うことになりました。
ここまで読んでくださったあなたにも、ぜひこの作品を読んで、私と同じ業を刻み込まれてほしいと願っています。

